Q&A

Q&A集
《淹れ方》

Q:日本茶を美味しく淹れるにはどうしたらいいですか?

A:日本茶は多様な味が出せる特徴があります。茶の木の品種や産地、加工方法等によって味が異なります。また、旨味、苦味、香り、色、喉越し感などどんな味を出したいかによって淹れ方が違ってきます。
従って、自分が味わいたい「味覚(味や濃さ)」を決める必要があります。
例えば、濃い旨味のある味覚を美味しく淹れたい場合、旨味成分〈アミノ酸〉を多く浸出し、苦味成分を抑える必要があります。この場合、40倍水(茶葉1gに対して水の量を40倍にする。)で、水温60℃、成分浸出時間60秒(正確には茶園の推奨時間を用いる。又、茶葉の特徴に合せて調整する。)で入れて下さい。良い茶葉であれば、飲んだ後でも口の中に旨味が感じられます。
また、苦味のあるあっさりした味覚を美味しく淹れたい場合、100倍水(茶葉1gに対し水の量を100倍にする。)で、水温80℃、成分浸出時間60秒(正確には茶園の推奨時間を用いる。又、茶葉の特徴に合せて調整する。)で入れて下さい。
飲む人の好みの味覚に美味しく淹れることがお茶の味を楽しむことに繋がります。
注)美味しく淹れるための「淹れ方テーブル」を参考にして下さい。

Q:「淹れ方テーブル」とは何ですか?

A:「淹れ方テーブル」とは、味覚〈味や濃さ〉ごとに温度や時間などの淹れる条件を表にしたものです。
淹れ方テーブルを利用することで、幅広い味覚を楽しむことができます。
下記の「淹れ方テーブル(旨味)」参照。

Q:茶葉と水の量の決め方はどうしたらいいですか?

A:茶葉と水の量、割合は、お茶の味に大きく影響します。
いつも同じように美味しく淹れるためには、淹れる条件を管理しやすくすることが望ましいといえます。
そのためには、淹れたい味(旨味や苦味)と濃さ(「倍水」茶葉1gに対する水の量〈g又はml〉)を最初に決めて下さい。
味と濃さ〈倍水〉とを「味覚」と表現しています。
お茶を淹れるときに味覚(味+濃さ)を決めておけば、後は温度、時間、及び水と茶葉の動きを管理することで、美味しく淹れることができます。

Q:美味しく淹れるためには、茶葉と水の量を計量器で正確に量る必要がありますか?

A:茶葉と水の量をいつも計量器で正確に計る必要はありません。
いつも淹れている茶葉を慣れたスプーン(計量スプーン)1杯(例えば3g程度)とすれば、100倍水の味覚にする場合300ml(3g×100倍=300ml)の水量にすれば良いことになります。
但し、全く新しい茶葉を使用するときは、計量器でスプーン1杯の重量がどの程度か確認しておきましょう。

茶葉と水の計量と淹れ方(簡易方法か・高精度方法か?)について
第1に、上記のように計量スプーンで茶葉を量り、茶葉の量に応じて決めた倍水の水量(急須の水量表示線を使用、又は、計量カップを使用)にする。つまり、本人のなれた方法で、成分浸出時に温度、時間、成分浸出状態を視認しながら淹れる。
第2に、茶葉と水の量を正確に計量器で測定する。厳密に確認する場合、茶葉の量は0.1g単位まで正確に測定する。そして、温度、時間、及び、水と茶葉の動きをコントロールしながら、淹れる。
第3に、第1の方法と第2の方法を上手く組み合わせてケース・バイ・ケースで淹れる。
いずれにしても、どの方法が正しいという問題ではないので、場面に応じて自由に選択しましょう。

Q:Re急須の操作方法はどうなっていますか?

A:Re急須でお茶を淹れる操作はとても簡単です。
手順1:最初に電源をONにして、容器に水を入れます。
手順2:温度設定して、加熱スタート(ON)します〈自動的に設定温度に管理〉。
手順3:茶葉を水に入れて、時間スタート(ON)します。
手順4:時間になったら(成分浸出したら)、水と茶葉を分離します。
後は湯飲みにお茶を注ぐだけです。
注)お茶を注いでまだ内部がぬれている状態で、容器内の茶アカをキッチンペーパーで拭き取りましょう。

Q:まぜ棒はどのように使うのですか?

A:「まぜ棒」は、茶葉を入れたティパックをまぜ棒の先端把持部で掴んで、元側のつまみを持って、茶葉と水の動きをコントロール(茶葉と水を回動)する器具です。
水の中で茶葉を自由に動かすことができ、茶葉成分の浸出を促進することができます。
また、成分浸出して素早く茶葉を水から分離でき、成分浸出時間を正確にでき、美味しく淹れることができます。
また、容器内に茶葉が残らないので、容器内をきれいに拭気安くなります。
お茶を入れて容器内部を掃除するまでの作業が簡単に、スピーディーにできるので、多忙な方にお勧めしたい方法です。

Q:お茶を淹れるとき、まぜ棒と茶漉しを使用できるのですか?

A:{まぜ棒}と「茶漉し」が使用できるだけでなく、茶葉を直接容器内に入れて成分浸出することができます。
成分浸出時間が過ぎて何時までも容器内に茶葉と水が留まらないように(素早くお茶を出すために)、容器の外で茶漉し(又はフィルター)を介して湯飲み等にお茶を注ぐ方式を採用しています。

 

《日本茶楽しみ会》

Q:日本茶楽しみ会は、どんな会ですか?

A:「日本茶楽しみ会」は、茶園とお客様をつなぎ、茶園の美味しい茶葉・特徴ある茶葉を紹介したり、お客様の声を茶園に届けたり、試飲会、美味しい淹れ方勉強会、等のイベントを開催したり、公的機関や地域団体のイベント参加等の情報発信など、日本茶を楽しむための諸活動を行います。
原則として、どなたでも参加できます。皆様のご参加を歓迎致します。
また、会員登録も受け付けていますので、会員登録をご検討下さい。

Q:試飲会は、何時どこで行っていますか?

A:ホームページ「日本茶楽しみ会」にて場所、日程等をご連絡致します。
(現在企画中です。8月から開催予定です。

Q:美味しい淹れ方勉強会は個人レッスン、グループレッスンも可能ですか?

A:「美味しい淹れ方」に興味のある方を対象に、できるだけ広くサービスしたいと考えています。従って、個人レッスン、グループレッスンは可能です。
お問い合わせメールにてご連絡下さい。
できるだけお受けする方向で検討させて頂きます。

Q:美味しい淹れ方や茶葉の開発などについて参加することはできますか?

A:活動内容によっては参加可能です。
日本茶楽しみ会の運営、美味しいお茶の淹れ方の普及、美味しいお茶の開発など、興味のある方はお問い合わせメールにてご連絡下さい。
個別にご相談させて頂きます。

 

《その他》・・・お茶に冠する質問等