淹れ方

緑茶の淹れ方テーブル(旨味)

番号 味覚区分 水と茶葉の量 茶 葉 (gr)   水     (ml) 温 度(℃) 時 間  (秒)
濃い旨味を楽しむ 10倍水 10 100 50
濃い旨味を楽しむ 40倍水 4 160 60
旨味を楽しむ 70倍水 3 210 70
旨味を楽しむ 100倍水 2 200 80
あっさり味を楽しむ 200倍水 1 200 90
あっさり味を楽しむ 300倍水 1 300 90
薄味を楽しむ 400倍水 1 400 95
薄味を楽しむ 500倍水 1 500 95

注1)時間は茶葉によって異なります。茶園のすすめる推奨時間で淹れましょう。

1.この淹れ方テーブルは、うま味成分(アミノ酸)が含まれている茶葉を美味しく淹れるテーブルです。
2.淹れ方の設定は次の順序で行います。
手順1)表の味覚区分から淹れたい味覚(味と濃さ)を選択します。
手順2)選択した味覚区分から、倍水と温度が決まります。
「倍水」は、茶葉1gに対して水を何倍の量・割合にするかです。例えば、茶葉1gの場合、水100mlなら100倍水になります。
手順3)時間は、茶園のすすめる推奨時間を基準に淹れ、好みで調整します。
(推奨時間表示のない場合は、うま味が渋味で打ち消されない時間を試飲しながら自分の好みで設定することになります。)

注)従来の陶磁器製急須でも淹れられますが、相当の熟練が必要です。
簡単な操作で美味しく淹れられる「Re急須」の使用をお勧めします。

 

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美味しい淹れ方

淹れ方1.淹れ立ての熱いお茶が美味しい
・前記淹れ方テーブルの味覚区分で紹介した「70倍水 70℃」「100倍水 80℃」は、淹れ立ての熱いお茶が美味しいです。
・80℃で「がぶ飲み」すると火傷の可能性があるので、飲む人に知らせましょう。
・熱いお茶は多くの人が慣れた味なので誰でも楽しめます。
注)時間が経って飲む場合、渋味が進行します。容器の底部にたまった澱(オリ)を抜く(上澄みを使用する)ことで、淹れ立ての時に近い味が楽しめます。

淹れ方2.煎茶の濃い旨味が美味しい
・「30倍水 50℃」「40倍水 60℃」で淹れる濃い旨味(アミノ酸)は、飲んだ後に旨味が口の中に広がり、美味しさの余韻を楽しめます。
・茶葉に旨味成分(アミノ酸)が有るか無いかを確認するには、「10倍水 50℃」で確認して下さい。10倍水で旨味が出ない茶葉は濃い旨味成分は期待できません。
・高級煎茶や玉露は濃い旨味を楽しむことができるので、おもてなしに最適です。

淹れ方3.茶菓子と合うあっさり味が美味しい
・「200倍水 90℃」「300倍水 90℃」で淹れるあっさり味は、茶菓子の味を引き立てると共に、食べた後のお口の中がスッキリします。
・お茶と茶菓子は、どちらを主役にするか、またはお菓子の種類によって、淹れる人自身がいろんな味覚・レシピでお楽しみください。

淹れ方4.レモンや蜂蜜などをバランスよくミックスした味が美味しい
・「100倍水 80℃」「200倍水 90℃」または「300倍水 90℃」で淹れて、レモンの酸味、ハチミツの甘味などをミックスすることで、より美味しく楽しめます。
・好みの味覚、季節や体調に合った味覚を美味しく楽しみましょう。
・おもてなしの時はお客さまの好みに合わせて、味がよくわかるように濃い目にミックスしても良いですが、自分で長く続ける味は薄目にすることをお勧めします。

淹れ方5.暑い時や水分補給は薄味が美味しい
・「400倍水 90℃」「500倍水 90℃」で淹れる薄味は、暑いときなどの大量水分補給に適します。
・400倍水、500倍水は少し白湯感のあるお茶の味が楽しめます。
・大量に飲むときは薄味が健康にいいです。

淹れ方6.いろんな淹れ方で多様な味覚を知る味覚感度アップ
・茶葉の旨味を含む多様な味覚(味と濃さ)を知ることが味覚感度アップに繋がり、濃い味でなくても美味しさを感じられるようになります。
・人は、より甘い味・より濃い味を美味しいと感じる傾向があります。味覚感度をアップすることで、より濃い味への依存性を防止でき健康つくりに役立ちます。
・味覚感度は、特に、幼少期の食体験に強く影響されます。茶葉の多様な味覚を幼少期から体験することが、長い人生の味覚感度や健康生活に影響します。

淹れ方7.日々の暮らしの生活リズムに適した味覚が美味しい
・日本茶は体調管理、健康管理に最適です。いろんな味覚を楽しみながら、体調管理(水分補給、便通、胃腸を整え、喉の渇きの癒し、など)ができます。
・日本茶は、依存性、中毒症、身体に悪い成分の過剰摂取などの問題が有りません。
・生活パターン、好み、体調に合わせていろんな味覚を楽しみましょう。
注)食事(栄養補給)とお茶(水分補給)の両方でバランスよく栄養摂取する健康管理が大切です。

 

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